本記事では当ブログの管理人りきどが
キャリアチェンジに至った経緯を簡単に紹介しています.
経歴について
りきど(以下,筆者)の経歴はプロフィールページにも記載しているとおり以下のような感じです.
- 経歴
- 国立大院卒(修士)
- 新卒で製薬企業に入社
- 臨床開発部で働く
某国立大学を卒業して新卒で製薬企業(メーカー)の臨床開発職に就きました.
そこではモニターをはじめ,ライティングやプロトコル作成など様々な臨床開発の仕事に従事してきました.幅広く臨床開発の現場を知ることができて,医薬品開発の難しさ,面白さを肌で感じながら仕事をしてきたと思っています.
キャリアチェンジのタネ
上記のように楽しく仕事をしていたのですが,一方でスキルの幅について考えるようになりました.
臨床開発は非常に専門性が高いため,極めれば専門家になれますが,かなり狭い世界で生きています.
狭い世界で専門家になるのもいいと思っていましたが,若干のひっかかりがありました.
そうした背景があった中で色々と本を読んだり聴いたりしていると,とある内容に目が止まりました.
それはジグザグ型のキャリアという考え方です.これは一旦年収や地位を捨ててでも別の環境に身を置いて努力することで掛け算型のキャリアを形成できるというものです.
具体的には大手企業 → ベンチャー → 外資 のような感じで一旦年収などが落ちても結果的にはスキルの向上,人脈作りなどを達成して独自のキャリアを築くことができるというものです.
元々筆者は自身のキャリア形成としてキャリアチェンジも選択肢として考えていました.
また,妻のひるね子の転職活動も見ていましたので,ジグザグ型のキャリアに挑戦してみたくなったわけです.
製薬業界か別の業界か
上記の内容を踏まえ,同業界でキャリアアップ(チェンジ)するか,別の業界で頑張るかを考えました.
製薬業界なら・・・
製薬業界は非常によく知っているので,調べたり理解するのは容易でした.
職種としての選択肢は以下のとおりでした.
- 臨床開発職(ライティング)
- MSL
- 薬事
別業界なら・・・
興味のある業界に加え,キャリア支援のサービスを活用することで自身に合致するような職業を探しました.
最近は業界情報が集めやすくていいですね〜
サービスも充実しています.
結果
臨床開発職(ライティング)
求人はそれなりにあったのですが,管理職レベルの人を求めている求人が多かったです.
とりあえずいけそうな求人には応募しましたが,書類合格は3割くらいでした・・・
それ以外の場合はモニターが圧倒的に多く,モニターを望まない筆者にとっては魅力がなかったです.
肌感覚ですが,
臨床開発→臨床開発の転職はそれなりに経験年数がないと厳しいですね.
MSL
MSLの求人は多い気がしました.
医師と綿密なコミュニケーションを取るという点やサイエンスベースである点は臨床開発職と似ているので,経験が活かせる職種です.
求人は多かったですが,活動がしっかりできそうな企業を選んで応募し,数社ほどご縁がありそうでした.1後述の別業界が先に決まったので,結果としてはご縁がなかったです.
MSLは内資よりも外資の方が色々と整っている印象です.
薬事
選択肢としてはあったのですが,求人がそれほど多くなく経験が乏しいので応募なしでした.
別業界
意外にも転職サービスから様々な業界の推薦をもらったのですが,結果としてはIT業界になりました.
理由としてはPCが得意+プログラミングの知識がそれなりにあることでした.
とはいえ,実務の経験は皆無だったので未経験からでも可能なIT系の企業を受けてみるとトントン拍子で内定をいただきました.条件的には現職よりも悪くなるので正直悩みましたが,敢えて環境を大きく変えて成長したいと考えて転職しました.
まさにジグザグ・・・
注意
IT業界は人手不足なので,ヘンテコな会社も多いです.
しっかり調べて,話を聞いて判断しましょう.
未経験からの転職は結構リスクが高いので,慎重に!
実際のところどうなのか
現時点で後悔はしていません.
製薬業界とIT業界はかなり違うので刺激的な毎日で成長を実感できています.
とはいえ・・・・
給与の落ち込みは大きいです・・・
製薬業界は非常に恵まれていたんだなぁ・・・と改めて思います.
この後のキャリアはどうするのか
現在はIT関連技術の勉強やスキル向上に努めているため,転職等は考えていません.
そのままIT企業で頑張るか,はたまた製薬企業にIT系職種(エンジニアやデータマネジメント/サイエンス)で戻るか・・・
異なるスキルを身につけた後に製薬企業で異なる職責の仕事をしても面白いだろうと考えています.
製薬企業の求人でIT関連のものも増えてきています.
おわりに
IT業界に転職したので,製薬夫婦ではなくなってしまいました...笑
プロフィールページを更新しているので,"元" 臨床開発職と各記事を読み替えていただけると幸いです.
なお,臨床開発職の就活に関するお問い合わせは引き続き受け付けています.
気になる点があればお気軽にお問い合わせいただければと思います.
今後は転職活動関連やキャリア形成,息抜き系の記事を作成していく予定です.
なお,妻のひるね子はPVとして現在も勤務しているので,PVの記事に関しては引き続きよろしくお願いします!