就職活動

【就活:例文付き】ESの書き方!「学生時代に力を入れたこと」「自己PR」

2020年7月23日

  • ESの自己PRって何を書けばいいかな?
  • 学生生活に力を入れたことは?
  • ESの書き方のポイントを知りたい.

本記事は上記の疑問を解決できる記事です.

「学生時代に力を入れたこと」や「自己PR」はESの項目として最も悩ましい部分ではないでしょうか?
筆者も就活時に何をどのように書くか非常に悩みました.

そこで,本記事では「学生時代に力を入れたこと」や「自己PR」の記載ポイントについて解説していきます.
本記事を読むと,「学生時代に力を入れたこと」や「自己PR」で求められていることがわかり,記載の方向性が明確になりますよ.

早速確認していきましょう!

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本記事の内容

本記事で解説する内容は以下のとおりです.

  • ESの文章全体に関するポイント
  • 「学生時代に力を入れたこと」の書き方
  • 「自己PR」の書き方

ESの文章全体に関するポイント

ESで記載する文章は以下のポイントを押さえて書きましょう.
採用担当者は膨大な数のESを見ているため,ポイントを押さえて記載されていないと質の高いESでも書類選考落ちすることがあります.

ポイント

  • 結論ファースト
  • 限界まで具体的な内容で書く
  • 制限文字数はピッタリを目指す
  • 誤字・脱字がある時点で書類選考落ちを覚悟する

「消せるペンは使わない」「文体を揃える」などの基本的な項目には言及していません.
他の就活サイトで丁寧に解説されているので,上記のポイントと合わせて確認しておきましょう.

① 結論ファースト

ESではどの項目でも「結論が先」です.
以下の例を確認してみましょう.

結論が後に来ている例
「私は〜のような経験をしてきました.そのため,私の強みは〇〇であると考えています.」

「結論が先」の例
・私の強みは〇〇です.理由は〜
・私は〇〇に力を入れました.具体的には〜
・貴社が掲げる「〇〇」に挑戦したいため,私は貴社を志望します.〜

ES特有の書き方ですが,まずは結論を述べてからその理由やエピソードを書きます.
読まないと結論がわからない文章はESとしては残念な文章です.  

② 限界まで具体的な内容で書く

ふわっとした内容ではなく,数値などを使って明確に書くことを意識しましょう.

成績がアップしました.
→ 成績を〇位から〇位まで向上させました.

また,頑張った点であれば「何を」「どのように」頑張ったのか,というように 5W1H を意識して書くことが基本です.

努力の結果,客足を増加させました.
→ 自身で作成したチラシを街頭で配り,店のSNSの更新頻度を2倍にして情報を積極的に発信した結果,客足を150%増加させることができました.

数値で示せない場合でも,5W1H に当てはめると具体的に書ける場合が多いです.

③ 制限文字数はピッタリを目指す

ESの大部分は文字数制限がありますが,その制限文字数ピッタリになるように心がけましょう.

「自己PRを400文字で」であれば,400文字ピッタリを目指します.

こだわりすぎる必要はありませんが,少なくとも95%以上(380文字以上)は書きましょう.
文章が少ないと「意欲がない」としてマイナスの評価をつけられてしまう可能性があります.

参考

手書きの場合は,スペース等を踏まえて綺麗に収まるように書く必要があります.
書籍・ネット等で手書きESの例は多くあるため,参考にしてみましょう.

④ 誤字・脱字がある時点で書類選考落ちを覚悟する

「そんな細かいことで・・・」と思うかもしれませんが,誤字・脱字がある文章は論外なのです.

会社に提出する大切な書類にもかかわらず,誤字・脱字があるようでは社会人になってからも同様のミスをする可能性があります.
誤字・脱字 = 100%書類落ち,というわけではないですが,誤字・脱字がないか十分に確認しておきましょう.

「学生時代に力を入れたこと」って何を書けばいいの?

「学生時代に力を入れたこと」で書くべきことは決まっていません.
そのため,個々に力を入れたことを書けば問題ないのですが,大部分の学生が記載することは主に以下の内容です.

  • アルバイト
  • 部活・サークル
  • 学業(少数)

これらの内容は大部分の就活生が同じような内容を書くため,よほどの差別化ポイントがないと採用担当者に響く内容にはなりません.

書く内容の見つけ方は?

アルバイトをしていないし,サークルでも幽霊,学業成績も単位を取れる程度・・・
上記の例はよくあるパターンだと思います.

「学生時代に力を入れたこと」の文章例は数多く紹介されていますが,その多くがいわゆる「すごい人」の経験をベースにしていることが多いため,それと自分の経験を比較して書けることがない.となるようです.

先に述べたように「学生時代に力を入れたこと」に書くことは決まっていません.
書くことがない場合は自分の習慣や考え方をじっくりと見つめることで書く内容を見つけることができます.

当ブログの解説記事では自己分析を以下のように定義しています.

自己分析とは
以下の2段階で構成される行動です.

① 自分の歴史・考え方を追求すること.
② 追求した内容を他人にわかりやすく伝えられるように考えること.

これをより細かいレベルで実施していくと「自分の習慣や考え方をじっくりと見つめる」ことができます.

  1. 自分の習慣を振り返ってみると規則正しく生活していることがわかった.
  2. その理由を考えると「趣味の時間を確保するため」だった.1仮にこの趣味がゲームであっても,発想を変えて「やるべきことを先延ばしにせず,きちんとこなして時間を生み出せている(=時間管理をきちんとできている)」と,ポジティブな方向に捉えるように考えることがコツです.
  3. 面倒でもすべきことをさっさとして時間を確保できている.
  4. すなわち,時間管理をしっかりしてきた.
  5. 力を入れたことは「時間管理」と考えることができる.

あとはこの「時間管理」に関連するエピソードや自身のノウハウなどを具体的2時間管理をするには「何を」「どのように」工夫したか? その結果,何かを得られたか? 仕事にどのように活かせるか? などです.にして文章を組み立てていけばよいのです.

メモ

世の中にはすごい人がいるもので,「大学時代に起業」「海外ボランティアに参加」「ドイツへ短期留学して英語+ドイツ語をマスターした」など,上を見ればキリがありません.

しかし,こうした人は就活生のうちのほんの一握りです.3経験が立派だからこそ目立っているのです.

巷に溢れる「学生時代に力を入れたこと」の内容と自分の経験を比較して悲観するのではなく,自分を売り込めるように自己分析することが大切です.

自己PRって何を書けばいいの?

こちらも「学生時代に力を入れたこと」と同様に書く内容は決まっていません.
「自分」はこのような人間です! 強みは〇〇です! こんな経験もしてます! 
といった具合に企業に自分をアピールする文章を作成します.

具体例と共にポイントを確認していきましょう.

具体例

私の強みは粘り強く努力し、目標を達成できることです. 私は大学入学当初,数学があまり得意ではありませんでした.そのため,入学当初は数学が基本となる専門科目の授業が難しく授業についていけないことに危機感を感じていました.そこで私は専門科目の成績で上位5位以内に入ることを目標として,毎日1時間数学を自主的に勉強し,苦手な分野を少しずつ埋めていきました.また,毎週の授業後に担当教員の研究室へ伺って積極的に質問することを続け,理解のポイントやわからない箇所をしっかりと確認していきました.その結果,専門科目の成績が向上し,大学2年以降は専門科目の成績で常に成績トップを維持し,学業成績優秀者として大学から表彰されるまでになりました.私は貴社での業務においても目標を定めて粘り強く努力する強みを活かして会社の発展に貢献していきたいと考えています.4この文章の文字数は370文字です.

ポイント1

「アピールする強みや能力について,具体的に説明ができているか」

  • 結論ファーストで強みを記載.
  • 強みを示すエピソードをプロセスに沿って記載
    「背景」「目標」「具体的な方策(自分の努力ポイント)」「結果」
  • 自分なりに努力した点を書けるとよりよいです
    (自分は何をどのように考えて,その行動を起こしたのか)

ポイント2

「仕事との関連性(強みを活かす)を記載できているか」

例文では「粘り強く努力し、目標を達成できること」が強みです.
この強みは社会に出てからも大いに役立つ強みですので,それを最後に記載し文章の締めとしています. 自身が持っている強みをどのように会社で活かすかをしっかり書けるとよい文章になります.

ポイント3

「仕事または企業で求められている能力をアピールできる内容か」

自分の強みと会社が求める人材5業界/企業研究によって,その会社/職種がどのような能力を持った人材を求めているかがわかります.の関連性をアピールできるとベストです.

今回の例文では「粘り強く努力し、目標を達成できること」を強みにしていますが,積極性が求められる職種等においては例文中の「〜毎週の授業後に担当教員の研究室へ伺って積極的に質問することを続け,〜」をメインにして文章を構築するなど,可能な範囲で企業が求める人材と自分を繋げることを意識してみましょう.

ESの文章例はどこで確認すればよいか?

ESの文例はネットか書籍を参考にして作成してみましょう.
就活に成功している先輩のESも大変参考になります.

参考

ESの文例はあくまでも参考です.
文章の書き方や構成を確認し,自分のエピソードでしっかりと書いていきましょう.6コピペは論外です.

<ESの書籍>
書店で参考になる本を見てみることがよいでしょう.
なお,こうした本に書かれている文章は「磨き上げられたかっこいい文章」ですので,自身と比較する必要はありません.あくまでも文章の表現や構成を参考にする程度に留めましょう.

おわりに

ESの文章は一足飛びに書けるようになるものではありません.
そのため,毎日少しずつ手直しをしたり,ふとした時に書き直してみるなどしてコツコツやることが望ましいです.

ESの完成度を上げる過程はとても大切で面接対策にもなります. 大変な作業ですが頑張っていきましょう!

関連記事・情報

「学生時代に力を入れたこと」や「自己PR」は何を書いたら良いかわからなくなる項目の筆頭です.

「何を書いたらよいかわからない」「題材がない」となるのは自己分析が不足しているからです.(自己分析なしにESは書けないのです)

自己分析については当ブログでも解説しているので,ぜひ参考にしてくださいね.

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  • この記事を書いた人

りきど & ひるね子

製薬企業(内資系)で臨床開発をしていた夫と製薬企業(ベンチャー)でPV職に従事する妻で運営しています! 一般・製薬就活,転職をはじめ,雑談・ライフハックなどの情報を発信していきます!

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