【臨床開発職の就活】面接で聞かれた質問12個と考え方の解説

本記事は上記の疑問にお答えする記事です．

製薬企業で臨床開発に従事する
りきど(夫)です．

りきど

ひるね子

妻のひるね子です〜
製薬企業でPV職として働いています．

本記事は面接における質問例の記事です！

りきど

ひるね子

専門職の質問例は当時欲しかったな〜

「臨床開発職の面接では何を聞かれるのか？」については，ほとんど情報がないですよね．
「面接の想定質問などは一通り見てみたけど，専門職固有の質問とかないかな？」といった需要もあるかと思います．

本記事では製薬企業で臨床開発職として働く筆者が就活時に実際に面接で聞かれた内容を解説します．
本記事を読んで面接の対策を進めていきましょう！

目次を展開すると質問が一覧で見れます！

質問全体に関する前提条件

実際に聞かれた質問の解説をする前に，前提条件について確認しましょう．

小手先の面接対策より自己分析
上記の前提条件と関連していますが，面接で確認されることは「あなた」に関することです．
「あなた」に関してしっかり振り返る自己分析が不十分だと面接もうまくいかないため，自己分析もしっかりとしましょうね．

実際に聞かれた質問と考え方の解説

実際に聞かれた質問１２個を順番に解説してきます！

なぜ，うちの会社がいいの？

あなたの価値観 × 会社の特徴　をベースに話そう．

会社間の違いを踏まえ，その会社の特徴や方針とあなたの考えが合致していることを話しましょう．
調べれば誰でもわかるような客観的な事実にはあまり意味がなく，あなたを主体に答えることがコツです．

私は仕事で〜のように働きたい．その思いを最も実現できるのは貴社だと考えています．
その理由は・・・です．

臨床開発職の志望理由/他の職種じゃダメ？

あなたが働く場所として臨床開発でないとダメな理由を答えよう．
＋ 他の職種に関する考えはポジティブに．

こちらは熟考が必要な項目です．
「薬に携わる仕事で社会・人々の健康に貢献したい」という考えであれば，研究職やMSL職，MR職であっても可能です．
「数ある職種のうち，なぜ臨床開発なのか？」という問いに対して，あなたの考え・思いをしっかりと伝えましょう．

＜研究職じゃダメか？＞
この時も「研究職はなんとなく向いていない」とか「研究を仕事にはしたくない」などネガティブな意見は避けましょう．

「この就活で自身について振り返った結果，研究職よりも臨床開発職の方が〜という理由で私に合致していると考えている．」のようにすれば，他の職種についてポジティブに考えを述べられます．

臨床開発の仕事であなたのどんな強みが活かせると思う？

臨床開発職として求められる能力とあなたの強みを合致させて説明．
アピールする能力はエピソードや根拠を含めて話す．

「臨床開発職として求められる能力」と「あなたの強み」が合致していればよりよいです．

もしその会社の社員から求められる能力を聞いていれば・・・

貴社の〇〇様より必要と伺った〜という能力は私の強みと合致しています．
この強みは〜という状況で発揮しました．-- 具体的内容を説明する

臨床開発職のイメージは？

正解はないのでイメージを説明すればOK．
採用担当者にあなたが働くイメージを持たせられるとバッチリ！

難しい問いですが，あなたなりの考えを述べましょう．

臨床開発は〜のようなイメージです．
私がもし入社したら・・・のような形で働いているように思います．

臨床開発のキャリアを積んで将来的に目指すところは？

臨床開発職としてどのような努力をしていくか．
臨床開発職の中でどういった業務を極めるか．

具体例を出すことが難しい問いです
説明会などで企業ごとの臨床開発職における職務を確認しておき，その内容をベースに話すとよいでしょう．

〜年目にはモニターとして後輩を指導できるようになるべく，〜といった努力をします．その後は〜年目を目処にプロジェクトの管理などをできるようになりたいと考えています・・・

上記のように，具体的に話せると素晴らしいです．
説明会などで社員などからキャリアの流れを聞いておくと現実味のあるプランを話すことができるでしょう．

研究活動での反省点は？

難しく考えず反省点を述べる．
反省からあなたは何を学び，どのように行動したかまで説明する．

研究では色々と失敗をしていると思いますが，その中でも反省を活かせたエピソードを選ぶといいでしょう．
相当にまずい大失敗は出さない方が無難です．

研究活動の総括（自分なりの評価も含めて）

考え方は「研究活動の反省点」と同じです．
総括の中であなたの考えや行動を説明する．

研究で優れた結果が出ていなくても構いません．
研究活動の過程で仕事に活かせる能力を高めた経験などを説明するとよりよいです．

もしよい成果¹例えば論文投稿や学会での受賞などがあれば，なぜその成果につながったかまで説明できると素晴らしいです．

ストレス耐性はあるか？

臨床開発は困難が多く，それなりのストレスはあるという背景を踏まえた問いです．
あなたがストレスに直面した場合の対処について説明

ストレス耐性ゼロです！では厳しいかもしれないです・・・(笑)
ストレスに直面した際のエピソードを根拠として，ストレス耐性がそれなりにあるということにしておく方がいいと思います．

グローバルな人材には何が必要と考えるか？

これは持論を述べてOKです．

英語力です！だとシンプル過ぎるので，あなたの考えとその理由を説明しましょう．

入社後の数年は何をしたいか？

入社後の数年をイメージ・計画していることで
内定＝ゴールと思っていないことを示しましょう．

正解はないので，どういった形で企業人としてスタートするかを具体的に話すといいでしょう．具体例としては以下のようなものがあります．

・会社の研修制度を例に出して，どのような努力をするか説明．
・先輩社員の話をもとに，入社後の業務を例に出して説明．

うちの会社の志望度/内定出したら来てくれる？

「第一志望です/行きます」と答えていいのでは？

非常に悩ましい問題ですよね．
巷では「嘘ついて全部の企業で第一志望と言え」や「正直に話そう」ということが言われていますが，正解はわからないです．

正直，製薬企業の臨床開発職で内定を得るのは相当難しいので，これを聞かれたら自信を持って「第一志望です/行きます」でいいと思います．

その他の一覧

その他，面接で聞かれた内容を一覧で記載します．
こちらは特別な内容ではないため，ご参考までにどうぞ．

• 自己PRも含めて自己紹介をしてください．
• 研究概要を１分で説明してください．
• なぜ，製薬業界ですか？
• 就活での業界選びの基準は？
• これまでに薬と関わることがあったか？
• 臨床開発について質問ある？
• 博士進学ではなく就職する理由は？
• 研究職じゃダメなの？
• 英語を学び続ける意欲はあるか？
• 趣味について聞かせてください．
• 社会人になったらやりたいことある？
• （研究以外で）今，興味あることは？

青字：筆者が非薬学系だったことが原因かもしれないです．
緑字：英語力が最低ラインだったからだと思います．

まとめ

本記事では実際に質問された内容をもとに，その質問内容の考え方を解説しました．
「質問全体に関する認識」でも記載しましたが，核となるのは自己分析です．

自己分析をじっくりしつつ，本記事の内容を踏まえて面接の対策を進めていきましょう！