・製薬業界,横文字多すぎるのでは?
・ビジネスで多用される横文字の意味をサクッと知りたい.
本記事は上記の内容についての雑談です.
製薬企業の臨床開発職として働くりきど(夫)です.
妻のひるね子です〜
外資系製薬企業でPV職に従事しています!
本記事は仕事をする上でよく聞く横文字をまとめています.
業界人になりたての方・業界研究を進めたい方にとって用語の使われ方を知ることができる記事です.
早速見ていきましょう.
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よく聞く横文字
製薬業界に限りませんが,よく聞く横文字についてまとめました.
アジェンダ
会議の「議題」のことです.
「本日のアジェンダは■■です」のように使われます.
アグリー
「agree=同意する」という英語をそのまま使用している横文字です.
「その内容にはアグリーだけど・・・」のように使われます.
リスケ
リスケジュール(reschedule=予定を変更・延期する)という英語を省略した表現です.
「じゃあ,この会議はリスケで!」のように使われます.
スケジュール通り順調な時は
「オンスケ(On Schedule)です!」てな感じ
コンセンサス
consensus:一致した意見,合意という英語の横文字です.
「この内容って(関係者間で)コンセンサス取れてる?」のように使われます.
フィージビリティ
feasibility=実現可能性という英語をそのまま使った表現です.
業界によって意味が若干異なるようですが,臨床開発では治験の実施ができる施設かどうかを調査することをフィージビリティ(調査)ということがあります.
バジェット
budget=予算という英語をそのまま使った表現です.
「バジェット的には〜」のように使われます.
マイルストーン
プロジェクトや仕事の進捗の節目のことです.
これは非常によく使われていて,日本語ではイマイチ表せない表現です.
ペンディング
保留とか中断のような意味を指す言葉です.
「〜がペンディングになっているから進まない」のように使われます.
ステークホルダー
stakeholder:利害関係者
株主がまず思い浮かびそうですが,仕事でステークホルダーというと社内外問わず関係者みんな,という意味です.
関係者とうまく調整しながらプロジェクトを進めるには「ステークホルダーマネジメント」が求められます.
フィックス
fix:固定する,という英語から来ています.
「資料がフィックスしたら・・・」「フィックスした資料はどこにある?」のように使われます.
リソース
resource:資源,要員,という英語から来ています.
文脈によって意味が変わりますが,人的資源という意味で使用されることが多いです.
「リソースが足りない」=人手が足りない
WFH
Work From Home = 在宅勤務
ここ1,2年でこの言葉を見る機会が増えましたね.
「今日はWFHです」のように使われます.
レギュレーション
regulation:規制
製薬業界では非常によく使います.
「レギュレーションを確認して」のような感じです,
バッファ
スケジュールにおける予備日を指します.
実験では緩衝液のことですね.緩衝ということで予備のような意味がある(たぶん)
「このタスクは5日かかると考えておこう,1日バッファを持たせて」のように使われます.
アサイン
assign:割り当てる
こちらも製薬業界ではよく聞く言葉だと思います.
臨床開発では「モニターをプロジェクトにアサインする(=モニターをプロジェクトに参加させる)」といった形で使われることが多いです.
スタートアップ(キックオフ)
start-up(kickoff):開始
いずれも意味は同じです.
プロジェクトが始まる際の最初の会議などをキックオフ・ミーティングと言ったりします.
臨床開発では治験を開始するにあたり,各関係者を集めて初めて行う会議をスタートアップ・ミーティング(キックオフ・ミーティング)と呼ぶことが多いです.
インサイト
insight:洞察,見識
洞察や考えを尋ねる際に用いられる言葉です.
「あなたのインサイトは?」のように使われます.
コミット
commit:約束する、誓約する,何かを出す
「結果にコミットする」より「結果をコミットする(確約する)」の方がしっくりくるような…?
確かに.
コミットするって個人的には意味がしっくりこないけど笑
フィードバック
feedback:反応,感想
よく使用される言葉です.
あまり当てはまる日本語がないですが,感想や意見,評価などを伝えることをいいます.
「レビューのフィードバックをまだもらってない!」のような感じです.
インスペクション
Inspection:査察,監査
製薬業界ならではの,よく使用される言葉です.行政査察とか,社内監査とか….
聞くとギクッとする言葉…
やましいことは無いんだけどね!笑
Go live
稼働,スタートといった意味で使用されます.
「このシステムは10日にGo liveの予定」のような感じです.
FtoF
face-to-faceの略語.
対面でという意味で使用されます.
口語では「ふぇいすとぅーふぇいす」文語では「FtoF / face to face」
「この内容はface-to-faceで話し合った方がいいね.」
メールとかでなく直接話した方がニュアンスとかが伝わっていいね.みたいな時に使われます.
ASAP
As Soon As Possible の略語
口語は「えーえすえーぴー」や「あざっぷ」
可能な限り早くという意味です.
「うーん,このタスクはASAPでお願い」のように使われます.
FYI
For Your Informationの略
英語圏では口語でもFYIを使うこともあるようですが,ニュアンスなどは色々とあるみたいです.
「ご参考までに」という意味です.
転送されてきたメールに「FYI」とだけ書いてあったりします.
PFA
Please Find Attachedの略
「添付参照」という意味です.
日本人であまり使用しているのは見かけませんが,海外とのメールのやり取りでよく目にする便利なフレーズです.
ad hoc(アドホック)
ラテン語で「特別な目的の,即興の」といった意味です.
ビジネスでは「臨時の」というニュアンスで使われます.
横文字の意味は把握しておいた方が楽
横文字多いよ〜〜〜となってしまいますよね.
ですが,ビジネスで円滑な意思疎通を図るためには横文字をある程度把握しておくと楽です.
ついでに英語本来の意味を調べると英語の勉強にもなります!
ポジティブに考えましょう〜
製薬業界での横文字多用はある意味仕方ない?
製薬業界は職種にもよりますが,比較的英語が身近にある仕事ですので横文字が多くなりがちです.
会話の中でよくわからないことはその場で聞くことが重要ですが,基本的な部分は押さえておくと自分のためになりますね.
まとめ
本記事ではビジネスでよく使用される横文字について,簡単に解説をしました.
最初からすべてを覚えておく必要はなく,出てきたタイミングで確認していけばOKです.
この記事が参考になれば幸いです!