業界・企業研究について・・・
- 業界・企業研究のメリットは?
- どうやって進めていけばいいか知りたい!
本記事は上記の疑問を解決できる記事です.
業界研究って一体何をすればよいのかよくわかりませんよね.
筆者も就活当初はイマイチ意味が見出せず,なかなか手をつけずにいました.
ですが,業界・企業研究は企業へアピールするための優れた武器になり,他の就活生と差をつけることができます.
本記事でメリットと進め方を見ていきましょうね.
業界・企業研究の前に・・・
業界・企業研究の前に「自己分析」をしておきましょう.
自己分析を行うと自分が仕事に求めることや「なぜ〜の仕事がしたいのか」ということが明確になります.
自分を理解した上で業界を選ぶ方が自分にとってよい業界・企業に出会える可能性が高くなり,最短ルートで就活を進めることができるため,自己分析を先にしておくことをおすすめしています.
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業界・企業研究のメリット
業界・企業研究を行うメリットは以下のとおりです.
- ESで説得力のある文章が作成できる.
- 面接対策&面接での自信になる.
- 入社後の仕事において役立つ.
以下より順番に解説していきますね.
ESで説得力のある文章が作成できる
業界と企業の知識が深いほど,具体的な仕事内容をイメージすることができます.
書き手がイメージを持っていると文章も自然とわかりやすくなり,読み手にとって好印象です.
また,自己分析の結果と業界関連知識をリンクさせることで以下の効果があります.
- 自分の強みをより明確にアピールできる
- 志望動機でその会社でなければならない理由が書ける
ESでの評価が高い就活生は面接においても期待されるため,その時点で他の就活生に一歩リードすることができます.
面接対策&面接での自信になる
<面接対策>
企業側からすると,「あなたはどの程度うちの会社を知っているの?」というのは志望度を図る上で知りたいところです.
そのため,業界や企業についてしっかりとした知識があれば面接で評価してもらえます.
一方でその企業のことについてよくわかっていない場合は「別にうちの会社じゃなくてもいいよね」となり,その時点で選考通過は厳しいものとなります.
<面接での自信>
「業界や企業のことについては聞かれても困らない」という状態となっていれば,面接での不安が減るとともに自信がつきます.
精神的に安定していると本来の自分をしっかりと面接で出すことができるため,面接の合否によい影響を与えることができます.
入社後の仕事において役立つ
これは就活で直接的には関係ありませんが,とても大切です.
もし志望する企業に入れたら,あなたもその業界人の仲間入りです.
仕事を進めていくにあたり,業界・企業研究は基本となる知識ですので,仕事を進める上で役立ちます.
また,こうした考え方を持っていると採用担当者からも高評価です.
うちの会社のことも,業界全体についてもすごく調べていますね!
驚きました.
もちろんです.
それほどに私は貴社で働きたいと考えております.
貴社で働けることになれば私も業界人となりますので,将来を見据えて今から勉強しております.
なるほど...
(内定=ゴールではなく,将来を見据えている.すばらしい!)
業界・企業研究の3ステップ
それでは具体的に業界・企業研究をどのように進めていくかを解説していきますね.
業界・企業研究は以下の3ステップで行います.
Step.1
業界を構成する企業をリストアップする
・主要な企業を業界ごとにリスト化Step.2
リストアップした企業のホームページ(HP)を読み込む
・企業の新卒採用のページ
・Newsやプレスリリースのページ1最近の更新情報
・経営計画・決算短信Step.3
就活サービス・人脈・書籍・SNSなどを活用して知識を深める
・リクナビ,マイナビなどが提供するサービス
・先輩,OB/OG,業界で働いている知人など
・書籍(特定の業界に特化した書籍)
・SNS(TwitterやOB/OG訪問のアプリなど)
ポイント
業界を構成する企業をリストアップ
興味のある業界について,その業界に属する企業をリストアップしていきましょう.
- 規模順にリストアップ
- すべての企業をリストアップしなくてもいい
- 大企業の子会社・関連会社などは区別する
業界を構成する企業は非常に多いため,すべてを網羅しようとするとそれだけで莫大な時間がかかります.
「〇〇業界 ランキング」と検索すれば多くの業界で業績に応じたランキングが表示されるため,これを活用すればOKです.
また,大手企業は分社化していることがほとんどですので,その場合は分けてリストアップしましょう.
上記の方法では検索対象とならない企業もあるため,ネットや書籍等を活用して企業を調べてみましょう.
例:優良企業であるものの非上場であるため,売上ランキングの対象になっていないなどです.4ランキングでは「東証一部上場企業」が対象だったりするのです.この場合は外資系企業や東証一部には上場していない優良中堅企業などが検索から外れてしまいます.
リストアップした企業のホームページを読み込む
リストアップした企業のすべてを確認することは時間的に不可能です.
そのため,まずはすでにエントリーした企業や興味のある企業,大手,中堅.中小企業から数社ずつピックアップするなどしてHPを読んでいきます.
新卒採用のページ
新卒採用のページには企業が就活生に対して求めることがしっかりと書いてあります.
エントリーシートを作成する際の参考や面接対策に直結するため,じっくりと確認する必要があります.
<企業の新卒採用ページ>
・企業ごとに構成が異なるため,参考となりそうな企業があればブックマーク.
・社員の声などは要チェック.
<リクナビ,マイナビなどの新卒採用ページ>
多くの企業は自社のHPに加えて就活サイトにも新卒採用の情報を記載しているため,こちらも確認します.
・求める人物像や必要な能力などは就活サイトに書いてあることも多いです.
企業HPの情報
企業のHPで公開されている情報をキャッチし,以下に記載してある内容を確認していきます.
<方法>
企業HPにある”News”や”プレスリリース”のページを確認.
・企業がどのようなことを発信しているのか?
・その企業におけるトレンドや強みは何か?
・最近始めた事業や将来の展望,現在の業績は?
<注意点>
Newsやプレスリリースのページは過去の掲載内容を遡って確認できます.
現在〜数年前までの内容を確認しておくといいでしょう.
経営計画・決算短信
他の就活生と差を付けたい場合,より踏み込んで経営計画や決算短信を読んでおくとよいです.
経営計画に基づく質問をして,その質問が的を射ていると「企業をよく見ている」としてよい評価を得られるからです.
「〇〇株式会社 決算短信」と調べるとネット上ですぐに確認することができます.
<注意点>
ある程度内容がわかっていることが前提です.
面接で話すことを考えているのであれば掘り下げられることを想定しておきましょう.5テキトーな知識では見抜かれてしまいます.
注意
情報収集は以下を参考に行いましょう.
特に3番目の手分け作戦は効果が大きいので,可能ならチャレンジしてみてください.
- HPを見る時間を決めて確認していく(ダラダラ見ない)
- いい情報はブックマークやメモをすぐにする
- (ー可能ならー) 友人と手分けしてやる(互いに独立して情報を集め,後で説明し合う)
就活サービス・人脈・書籍・SNSなどの活用
ここまでの業界・企業研究は主にネットを活用した方法でした.
より深く業界や企業の内容を知るにはあらゆるサービス・方法を活用していきましょう.
就活サービス
リクナビやマイナビなどのサイトには業界の全般的なことが書いてあります.
また,以下のような独自の就活サイトがある業界もあるため,志望する業界の情報サービスはひと通り確認しておきましょう.
人脈
同じ業界で内定を得ている先輩や内定者面談会6就活イベントとして大学内で開催されるものなどです.,OB/OG訪問,研究室繋がりなど色々なところにチャンスがあります.
無理矢理に人脈を作って情報を集める必要はないですが,活用できそうな人脈は積極的に活用していきましょう.
書籍
業界に関して説明されている書籍は数多くあります.
志望度の高い業界については書籍でも確認しておくとよいでしょう.
SNS(ネットサービス)
Twitterをはじめ,ネット上には様々な情報・サービスが存在しています.
信憑性や情報の取捨選択に注意が必要ですが,就活を有利に進めていくには必須のツールです.
業界・企業研究のゴールは?
業界や企業の情報は収集しているとキリがなく「ここまでやればOK」といったゴールはありません.
そのため,3ステップ目に到達した場合でも移動時間やスキマ時間を使って,細かく情報を収集していくことが大切です.
メモ
まとめ
本記事では業界・企業研究の方法や考え方について解説しました.
忙しい就活の中で業界・企業研究を進めることは本当に大変ですが,就活中だけでなく,内定を取った後にも役立つので頑張っていきましょう!
記事のまとめ
業界・企業研究の前に「自己分析」
自己分析を先にすることで有益な業界・企業研究ができます.
業界・企業研究のメリットは3つ
1.ESで説得力のある文章が作成できる.
2.面接対策&面接での自信になる
3.入社後の仕事において役立つ
業界・企業研究は3ステップで進める
1.業界を構成する企業をリストアップする
2.リストアップした企業のHPを読み込む
3.就活サービス・人脈・書籍・SNSなどを活用して知識を深める